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ついに動き出した米国不良債権ファンド

世界中で起きている新型コロナウイルス感染拡大により企業倒産の増加が絶えない。1990年代、日本では所謂ハゲタカファンド(アメリカを中心とした不良債権ファンド)による金融機関の不良債権処理が盛んに進んだ時期があった。

この度の世界コロナショックを背景に米ファンド、ストラテジック・バリュー・パートナーズやオークツリー・キャピタル・マネジメント、米サーベラス等不良債権処理の大御所が顔を揃えた。

2020年に設立した不良債権の専門ファンドの調達額は合計約150億ドル。

不良債権と同時に経営支援として融資や出資など幅広い戦略をとるスペシャル・シチュエーションズ(特殊事情)と呼ぶファンドが計約170億ドルを集め、さらに2種類合わせて約140本のファンドが設立準備中で、調達目標額は計約1010億ドル(約10兆円:過去最高水準)(日経新聞より)

日本ではコロナショック前からの金融円滑化法により、弱り果てた金融機関と中小企業によるブヨブヨと水膨れ状態にある不良債権がたんまりと溜まっている。

コロナでも実感したように、政治は責任逃れの選挙を意識した腐敗した状況にあり、また30年前の悪夢のような不良債権処理がいつ起こってもおかしくない状況にある。



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